クリックした人の行動を分析!イベント設定方法


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《このページの内容》
1. イベント機能とは
2. イベント設定
3. 過去に設定したイベントの編集と削除
4. イベント分析
5. PC向けウェブページとスマートフォン向けウェブページが同じURLの場合の、イベント設定
6. ログインが必要なページのイベント設定

1. イベント機能とは
ウェブページ上の「会員登録」や「資料請求」ボタンなどが何回クリックされたか、といった、ユーザーの特定の行動を計測したいときに使用するのがイベント機能です。

2. イベント設定
イベント機能を使用するには、まずイベントを設定する必要があります。
(1) 画面上部の [イベント] をクリックし、[イベント設定] を開きます。

[イベント設定]では、まず、どのウェブページ上で起こるイベントを計測するかを決めるために、ウェブページを選択します。ウェブページの選択方法は、以下の3種類があります。
(i):URLで検索
(ii):タイトルで検索(検索窓は「タイトル」と「URL」を切り替えて検索できます)
(iii):「ページ設定」に表示されているウェブページの一覧の中から選ぶ

 

(2) ウェブページを選択すると、イベント設定用のウェブページが別タブで開きます。ウェブページ上のどの部分をイベント設定するか選択します。マウスカーソルがオンした際に、赤色の線で枠が表示される箇所は、全てイベント計測が可能な箇所です。

 

(3) イベント設定をしたいボタンやリンク上でクリックすると、下記のようなウィンドウが開きます。
「カスタム」を選択すると、さらに次のような画面が開いて、イベント取得の設定をより細かく行うことができます。

設定が終ったら、「設定」ボタンをクリックしてください。

(DOMとは文書オブジェクトモデルのことで、文書の論理的構造、文書へのアクセス、操作の方法を定義するものです。イベント設定時の使用方法は、ON/OFFスイッチの横の「?」をクリックしてご確認ください。)

 

(4) 上のウィンドウで「設定」をクリックすると、「イベント取得の範囲設定」のウィンドウが開きます。

「イベント名」「計測範囲」は入力必須項目です。

イベント名をCV(コンバージョン)設定のゴールにする場合は、20文字の字数制限があります。
この制限は半角文字・全角文字・半角全角混合のいずれの場合で設定しても、同じく20文字が上限となります。
字数制限を超えると、CVのゴールに設定することができません。

計測範囲の選択肢は以下の通りです。
「全プロファイル」・・・全プロファイル内に共通しているコンテンツ要素の使用状況。
例) シェアボタンのクリック数など

「該当ページ」 ・・・特定ページのイベント合計数

「URLのルール」 ・・・「含む」「正規表現」「前方一致」「後方一致」「完全一致」のいずれかの方法で、計測対象のURLを指定します。複数のページの同一コンテンツ要素の使用状況。
例) 複数の製品ページのお気に入りボタンのクリック数
設定が終ったら、[確定] をクリックしてください。

 

■ PC向けページとSmart Phone向けページで同一URLを使用している場合

PC向けページとSmart Phone向けページで同一URLを使用しており、
アクセスして来たユーザーのデバイスのユーザーエージェント(以下、UA)を見て、画面を出し分けているとします。
Ptengineでは、計測対象の画面をそのまま呼び出して、ボタン等を選択し、
HTMLソースに変更を加えることなく、イベント計測の設定を行うことができます。
この設定を行う際に、デフォルトでは、PC向け画面が呼び出されます。

Smart Phone向けページにしか表示されないボタンを計測したい場合、
ブラウザのUAを偽装してSmart Phone向け画面を呼び出すことで、計測設定を行うことができます。
これにより、PC向けページとSmart Phone向けページで同一URLを使用している場合でも、
HTMLソースに変更を加えることなく、イベント設定を行うことが可能となります。

図:UA偽装でSmart Phone向けページのイベントを設定

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■ 計測対象のボタンのHTMLソースの文字列が少し異なるボタンが複数ある場合

たとえば、下記のような「買い物かごに追加」ボタンのクリック数をイベント計測で計測したいとします。

<a href=”class=”add_basket” data-ItemID=”STB64889″>買物カゴに追加</a>
<a href=”class=”add_basket” data-ItemID=”DTB99057″>買物カゴに追加</a>
<a href=”class=”add_basket” data-ItemID=”WTP99756″>買物カゴに追加</a>

上記3点の記述は、「data-ItemID=」の値が異なるため、上記のうちの一つ、

<a href=”class=”add_basket” data-ItemID=”STB64889″>買物カゴに追加</a>

をイベント取得のソースとして設定すると、1つの商品分のボタンの計測しかできません。

そこで、イベント設定の管理画面で、「data-ItemID=”XXXXXXXX”」という部分を除外すると、
「data-ItemID=」の値に関わらず、「買物カゴに追加」ボタンのクリック数を計測することが可能になります。

図:イベント設定ウィンドウ


レッスン|Ptengineでパフォーマンスサマリーのダッシュボードを作成してみた Vol.2